こんにちは、つい先日2015年2月2日にメンバーズの会場で行われた「Webディレクションの教科書」の著者によるイベントがありました。
イベントの内容の振り返りとあわせて簡単にご紹介させていただきます!
スピーカー
高田信宏 氏
NPO法人 クリエイター育成協会 – 求職者に向けた育成支援・各種Web・DTP・映像制作、及びコンサル・マーケティング事業・セミナーを展開
講座概要
Webデザイナーの役割が変わってきている
昔はデザイン、制作、納品のみだった。
現在は、骨組みを考える設計からする。UIの観点も必要。導線やコンテンツまで考えることも多い。
UXとは
サイト全体を考えること自体がUXである。UI/UXをデザイナーがやるということは、サイト全体を考えるということ。
5S
- 戦略 … ゴールを考える
- 要件 … ゴールへの条件や道筋(ルート)を考える
- 構造 … ルート通りにうまく誘導させる方法を考える
- 骨格 … 方法を実践するためのワイヤーフレームを考える
- 表層 … デザインカンプを考える
ユーザーを視野に入れる
UI/UXのユーザーはどこまでを指すのか。お客さん?クライアント?
これがわかりにくくしている。
UXと似て非なるCX(Customer Experience)を意識する。
Customer=顧客(クライアントではなく、エンドユーザー)
カスタマージャーニーマップ… エンドユーザーの感情の旅を付箋で表現する
Webディレクターとは
企画系・営業系・アート系・システム系に分かれている。
ミスしたこと
- リスティング、SEO、LPとか得意分野の話しかできなかった
- 多種多様な要望に対して、1つ1つ並行作業でやろうとした
- 制作に則したモデルでグルーピングする、フェーズにわけて考える
- スケジュールが遅れる、やり直しがおこる
- 人(クライアント、スタッフ)が介在するから、空論だけではうまくいかない
どうするか
クライアントとの関係を考える
- プロジェクト型
- アドバイス型
- パートナー型
長期になればなるほど、クライアントとの関係は変わる
チーム=「赤の他人」の集合体である
言い合いもし、エゴを理解しあってチームを形成する
人の管理に完璧は必要ない
「人」ではなく、「案件」を管理するのが仕事
まとめ
100名超の方々がいらっしゃって懇親会まで楽しく過ごすことができました。
先日のG’sアカデミー開校イベントのセッションでもありましたが、フロントエンドエンジニアやデザイナーといった役割の人たちのやる範囲がすごく広がっていて、ディレクションを行うのがディレクターだけとは限らない時代になりました。
案件管理をする上で様々なノウハウを得ながら極めていきたいですね。
書籍はこちら。
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