【前編】やたら仕事幅の広いweb担からフリーランスへ。ゲームプログラマーを目指してたYATさんに聞いてきた

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「このICレコーダーいいんですよ。これぐらいの機能はいってると3〜4万円しそうですけど…なんと1万6000円〜」と通販番組のように始まったYATさんとのインタビュー。
インタビュー場所は居酒屋ということで関係ない世間話でも盛り上がり、氷とグラスのカランコロンが音を奏でる不思議なインタビュー風景でしたがこれまたノウハウだらけのインタビューとなりました。

「ナガタが話題のあの人に会ってきたよ」シリーズです

鹿児島にて活動するナガタが、話したい人のところにいって色々ノウハウを聞いて回る全国行脚インタビューです。
毎回無駄話にも花を咲かせ、企画目的も雑にお伝えするのに皆さん優しく迎えてくれる、ナガタ愛されインタビューです。

第2弾ゲストはこの方!Rish-DesignのYATさん!

WordCamp Kansai 2016の実行委員長を務められ、本職はフリーランスのWebデザイナーでいらっしゃいます。Web制作系のブログ(YATのBLOG)をご存知の方も多いのではないでしょうか。Webデザイナーという肩書ではありますが、コーディングやCMS構築、サーバー・プログラミングも携わってこられたフルスタックな方でもあります。

YATさんの経歴

YATさんの前職はWeb担という名のディレクター兼制作者?

フリーランス歴は実は1年で、それまで前職では企業のWeb担をこなしていたYATさん。でも話を聞いてみるとデザインもコーディングも、さらに外注さんのディレクションもするというフルスタックぶり。


ナガタUNIMALとUNITOPIの人

ずっとフリーランスですか?

YATさんフリーランスWebデザイナー

去年(2015年)の7月からなので、1年なるかなっていうところですね。それまでは企業のWeb担としてやってました。
ただ周りのデザイナーさんとか制作者さんとか知り合いが多くて業務の話してると、「それWeb担の範疇じゃないよ」って言われて、そのときはよくわからなかったんですけど最近UXデザイナーとかの話がでますけど、「あ、自分のやってた仕事ってこれだ」って気付きました(笑)
会社でWebサービスを立ち上げて売上出していきましょうっていう感じだったんですけど、Webサイトをどうするのかっていうを考えて、デザインして、コーディングしてっていう担当でした。

ナガタUNIMALとUNITOPIの人

確かにそれはWeb担にしては全部やってますね(笑)

YATさんフリーランスWebデザイナー

そうなんです。システムが絡むようなところは外注さんにお願いしてそこのディレクションもしてました。制作も納期で終わりって感じじゃなくて段階踏んでリリースしたり、状況見てPDCA(成長するための継続的改善サイクル)を回しながら自分でデザインの改修や運用をしてました。

ナガタUNIMALとUNITOPIの人

ディレクションにデザインにコーディングに運用も(笑)

YATさんフリーランスWebデザイナー

そうですね。周りからもよくいわれてて、「じゃぁみんな何してんの?」とか思ってました。
サーバーの構築とかもやってましたし(笑)


より売上直結のECも経験

さらにその前にはEC(いわゆるショッピングサイト)の運用をされていたYATさん。ECはより売上に直結するWebの種類であるためPDCAを求められるし、その経験がWeb担以上の業務をこなすバックボーンになったのかもしれない。


YATさんフリーランスWebデザイナー

ECのときは商品開発から携わっていて、バイヤーさんにどんな商品を仕入れてもらうとか、撮影方針・どう魅せるっていうところをやっていたので僕の中ではそれが普通だったんですよね。

ナガタUNIMALとUNITOPIの人

下世話な話ですけど、そこまでできる方だと給料もよかったんじゃないですか?

YATさんフリーランスWebデザイナー

売上があがると給料にも反映してくれる会社だったので、逆にがんばらないと給料あがらないって思って(笑)

そもそもどうやってこの業界に?

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学生時代は神戸、就職で大阪に戻ってきたYATさんはなぜWebの業界に興味をもったのか、そしてどうやって職に就いたのか。

YATさんフリーランスWebデザイナー

もともとゲームを作る専門学校に通ってたんですけど、ちらっとデザインの授業とHTMLタグを学ぶ機会があって、面白いって思って独学で勉強を始めたのがきっかけです。当時はHTMLのタグを理解しようとおもってタグ辞典をWebで作ったりしてました。静的なページで500ぐらい。

ナガタUNIMALとUNITOPIの人

うわー…。それで独学から就職ですか?

YATさんフリーランスWebデザイナー

この業界はいったときは今みたいにWebデザイナーの求人ってほとんどなくて、あったとしても経験者縛りがあって…。どうしようかなーって思って、とりあえず電話帳開けて、「制作会社」って書いてるところを上から電話していって

ナガタUNIMALとUNITOPIの人

えー!!!

YATさんフリーランスWebデザイナー

でもやっぱり未経験でってなると採用になかなか繋がらなかったんですね。一社だけ「勉強しにおいで」っていってくれるところがあって、半年ぐらい勉強しに通ってました。
そこの社長さんと話していく中で「今後仕事にするなら一度ちゃんと学校で学んだ方がいい」って言ってもらって、お金をためて改めてWebの専門学校にいくことになりました。

ナガタUNIMALとUNITOPIの人

ちなみにゲーム系の専門学校いってて、そっちの道に進もうとは思わなかったんですか?

YATさんフリーランスWebデザイナー

もともとゲームが大好きで、小さいころからゲームの専門学校にはいりたかったんですね。だから夢だったんですけど、やっぱりこれを仕事にしていくのは違うかなって感じました。ちょうどその頃プレイステーション時代で3Dもポリゴンでマシンパワーもないからレンダリングに7時間とかの時代で面白かったのは面白かったんですけどね。

ナガタUNIMALとUNITOPIの人

ゲーム系のプログラミングされてたってことは、いまアプリの開発やってみたいとかはないんですか?

YATさんフリーランスWebデザイナー

ゲームのプログラミングを学んでるときからプログラミング向いてないなっていうのもあって(笑)
JavascriptとかPHPのコードはいいんですけど、ゲームのプログラミングってなると思考が違ってあんまり自分と合わないなっていうのがありますね。これはしんどいぞって(笑)
絵がかけるわけでもないですし、実際デザインにいくとは想像もしてなかったんですけど、やっぱりUIとか考えてるときが一番楽しいです。

ナガタUNIMALとUNITOPIの人

そのときの経験が活きてるって思うことはあります?

YATさんフリーランスWebデザイナー

やっぱりゲームってUI/UXが作りこまれてるんで、その勉強はすごくためになりました。コンフィグ画面とか使いにくい使いやすいとか結構分かれるところなので。


「制作会社に電話帳アタックする」でも思ったが、フリーランスの方にお話しを聞くと、どこかのタイミングでとてつもないアクティブとバイタリティを感じることがある。フリーランサーの必要スキルといってもいいのかもしれない。

また、ゲームでUI/UXが学べるのはかなり納得。昔からゲームの説明書って読まなくても(読むのが好きな人もいるが)意外とプレイできちゃうし、そのためのチュートリアルもあったりする。最近では「UI/UXの研究です!」といって休憩がてらのゲームが弊社で行われるている。(ただ、それが使われているなと感じることはほとんどないけど)

コミュニティにはいったきっかけは自分の感覚だけではNGだったとき


YATさんフリーランスWebデザイナー

ECの次の会社では旅行系のサイトだったんですね。そうなると売上単価が違うし、なんかこれまでと感覚が違うなーって思ったんですね。自分の考えだけじゃだめだって思ってコミュニティに入ったりとか、勉強会に参加するようになりました。

ナガタUNIMALとUNITOPIの人

そのころは会社としてイベントに参加するっていう感じですか?

YATさんフリーランスWebデザイナー

いや、完全に個人で会社には言わずに参加してました。自分で開催もしてました。会場探してどういう人呼ぶとか自分で決めて。途中で手伝ってくれる人もでてきたのでお願いしながらできました。

ナガタUNIMALとUNITOPIの人

個人でイベント開催って大変だと思うんですけど、参加するだけじゃなくて開催しようとおもったんですか?

YATさんフリーランスWebデザイナー

twitterをよくやってたんですけど、「関東とかはイベントがたくさんあるけど大阪はだれかやってくれないかな」っていうのを言ってて、じゃぁそれをやろうかってなりました。

ナガタUNIMALとUNITOPIの人

最初のほうから人集まりました?

YATさんフリーランスWebデザイナー

最初企画したときは震災があったときで、やるっていってたけど、いけなくなりましたっていう人もいたんですけど20〜30人ぐらいだったですかね。その後続けていって50〜60、100〜っていう感じで参加してくれる人も増えてきました。

ナガタUNIMALとUNITOPIの人

僕ら鹿児島で普段イベントやってますが、100人集めたら大事件ですよ(笑)

YATさんフリーランスWebデザイナー

僕がやってよかったのは、まだそういうイベントが少なかったので目立ったのはありますね。twitterとかでも著名な方々がリツイートしてくれていろんな人に広まった感じです。それがきっかけで地域問わずWeb制作者の方々と交流もてるようになったのですごくよかったです。


前回の瀬口さんも同様にコミュニティから得られるメリットというのは様々で、有志によるボランティア参加・開催というイメージが強いが、きちっと自身にも恩恵が返ってくることが伺える。「結果としてよかった」ではなく、ただし自分にとってなにが恩恵か見定めて、目的(YATさんの場合は、自分以外の考えや感性を得る)をもってジョインするのが効率がよさそう。

前編のまとめ

フリーランスの方のフルスタック(コーディングのみでなく、フロントエンドの技術やサーバーの技術など幅広く持ちあわせる)が多くなる傾向はなんとなく理解できるものの、会社員時代からそれだけフルスタックにお仕事こなされているYATさんに驚きました。
しかももともとはゲーム系に行こうと進学され独学で制作会社に足を運ぶあたり、やはり只者ではありません。
お話しを伺うと、YATさんの場合もコミュニティの活動は重要でさらにソーシャルを利用した活動もお上手(ナガタは苦手)です。次回はさらにコミュニティやソーシャル、ブログの活動が今の仕事でどう活きているかについてまとめたいと思います!

中編公開されました。
http://unitopi.com/interview002-2/

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